連載

楽器ミュージアム  月刊「ムジカノーヴァ」 

毎月ひとつずつの楽器を紹介していく連載です。歴史や特徴、音色、そしてその楽器のために書かれた名曲を紹介していきます。小さな生徒さんの向けのルビ付き記事です。(2017年11月号~連載中)

オーケストラ楽器

弦楽器

第1回 ヴァイオリン 2017年11月号
第2回 ヴィオラ 2017年12月号
第3回 チェロ 2018年1月号
第4回 コントラバス 2018年2月号
第5回 ハープ 2018年3月号

管楽器

第6回 フルート&ピッコロ 2018年5月号
第7回 オーボエ&イングリッシュホルン 2018年7月号
第8回 クラリネット 2018年9月号
第9回 ファゴット 2018年10月号
第10回 サクソフォン 2018年11月号
第11回 トランペット 2018年12月号
第12回 ホルン 2019年1月号
第13回 テューバ 2019年2月号
第14回 トロンボーン 2019年3月号

打楽器

第15回 大太鼓&小太鼓 2019年4月号
第16回 ティンパニ 2019年
第17回   2019年
第18回   2019年

音楽ミュージアム 月刊「ムジカノーヴァ」

「今月の1曲」にちなんだ小さな生徒さん向けの記事です。
毎月、カラー図版とその説明がつきます。 (2014年10月号~2017年10月号)

第37回(最終回) 「恋の打ち明け話」から「きらきら星」へ~モーツァルトの死後に何が起きたのか~ (今月の1曲 モーツァルト きらきら星変奏曲) 2017年10月号

「ABCの歌」でもおなじみの「きらきら星」に基づくモーツァルトの変奏曲。作曲当時はまだ「きらきら星」という童謡は存在していなくて、フランス民謡「ああ、お母さんあなたに申しましょう」として知られていました。「きらきら星」ができたのはモーツァルトの死後。フランス民謡が世界的な童謡となるまでの経緯を辿りました。図版は、「ああ、お母さんあなたに申しましょう」のイラストが描かれた当時の絵ハガキです。

第36回 3度で鳴くカッコウ~長3度と短3度のもつ意味~ (今月の1曲 ダカン かっこう)

 カッコウの鳴き声を取り入れた作品は、珍しくありません。たいてい3度の音程で書かれています。3度は、和音の種類や調性を決定づける大事な音程です。カッコウの鳴き声が、実は理論的にも重要な意味を持っていることに触れました。図版はカッコウの写真です。

第35回 親しみやすい音楽を~中田喜直の作曲活動~ (今月の1曲 中田喜直 エチュード・アレグロ

 2017年8月号小さな手で弾いても演奏効果の高い作品として、昔から人気のある中田喜直《エチュード・アレグロ》。その魅力に迫るべく、本文では、中田喜直の作曲活動の根底にあった子供への深い愛情をご紹介しました。 図版は、中田喜直氏の写真です

第34回 小犬のワルツは踊るための作品?~ピアノのための「ワルツ」~ (今月の1曲 ショパン 子犬のワルツ) 2017年7月号

 発表会のレパートリーとしても人気のあるショパン《小犬のワルツ》。ワルツとはいえ、踊れないほどのテンポで演奏されることがあります。どうして、踊れそうもないテンポで弾かれるのでしょうか。それには理由があります。ショパンがワルツを書いた理由に立ち返って考えてみました。 ..

第33回 カノンの作曲家、クーラウ~ベートーヴェンとカノンで交流~ (今月の1曲 クーラウ ソナチネOp.20-1 第一楽章) 2017年6月号

クーラウは、オペラや歌曲の作曲家としても作品を残しましたが、カノンの作曲家としても有名でした。ベートーヴェンと対面したときは、即興でカノンを交換したと言われています。このソナチネにもカノンの技法が使われています。図版は、ベートーヴェンの所持品です。クーラウがベートーヴェンと対面したとき、ベートーヴェンはすでに耳が全く聞こえませんでした。クーラウのカノンは、骨伝導で聞き取ったのかもしれませんね。

第32回 ベートーヴェンの師、ネーフェ~歌と共に歩んだ作曲家~ (今月の1曲 ネーフェ カンツォネッタ) 2017年5月号

ネーフェは、10代のベートーヴェンにピアノや作曲を教えた先生でもありました。ベートーヴェンのデビューにも尽力しました。本文ではベートーヴェンとのレッスンの様子を紹介しています。また、歌曲やジングシュピールをたくさん書いたネーフェの作曲活動に触れ、《カンツォネッタ》との関連について考えました。図版はネーフェの肖像画と、当時ベートーヴェンが弾いていたオルガンの写真です。

第31回 ゴーリー人形の椅子取りゲーム~絵本で大活躍の人気者ゴリウォーグ~ (今月の1曲 ドビュッシー ゴリウォーグのケークウォーク) 2017年4月号

当時、アメリカで流行したシリーズ絵本「ゴリウォーグの冒険」。世界中の子供たちが、ゴーリー人形の冒険を楽しみました。ドビュッシーも、作品のなかでゴーリー人形を登場させ、ケークウォークを躍らせました。本誌では、絵本の紹介と作品に散りばめられた様々な要素に触れています。カラー図版はゴーリー人形です。.

第30回 精霊たちの音楽~自然界に宿る魂~ (今月の1曲 ブルクミュラー 風の精) 2017年3月号

 「火、風(空気)、水、土」の四大元素には、古くからそれぞれ精霊が宿っていると考えられていました。精霊にまつわる音楽もたくさん書かれています。本誌では、精霊たちの音楽について、それぞれの作品のなかで精霊たちがどのように表現されているか紹介しています。カラー図版は風の精、シルフです。..

第29回 《エリーゼのために》は誰のために?~宛先不明のラブレター~ (今月の1曲 ベートーヴェン エリーゼのために) 2017年2月号

あまりにも有名な《エリーゼのために》。「エリーゼ」という女性のために書かれた作品なのであろう、ということは容易に想像がつきますが、エリーゼとはいったい誰なのかということは、長年の謎でした。本誌では、「エリーゼ」候補の女性たちについてとりあげ、最近の新説も紹介しています。生涯独身だったベートーヴェンの熱烈なラブレターの写真も掲載しています。.

第28回 イギリスに帰化したヘンデル~活動の場を求めて~ (今月の1曲 ヘンデル 調子のよい鍛冶屋 ) 2017年1月号

ヘンデルは、ドイツに生まれて、イギリスに帰化した作曲家です。国際的な活躍をしたヘンデルについて、帰化に至った背景を探りました。また、現在では珍しい職業となった鍛冶屋さんについて紹介しています。カラー図版はその当時の鍛冶屋さんの仕事ぶりを描いた絵画です。鍛冶屋は重労働ですが、ヘンデルの作品からは、そのような苦労はみじんも感じられません。.

第27回 シンデレラが踊ったワルツ(今月の1曲 ギロック ガラスのくつ) 2016年12月号

「音楽ミュージアム」2回目の登場となったギロック。今回は、ギロックが自作品のなかでどのようにワルツを取り扱っていたか、ということについて紹介しました。ギロックは何種類かのワルツを書いています。「リズムをどのようなに拍にのせるか」という課題に直面していたギロックがこのワルツで表現したかったことについて考えました。図版は、ウィーンの舞踏会の様子です。

第26回 三頭立ての馬そり、トロイカ(今月の1曲 チャイコフスキー トロイカ「四季」より) 2016年11月号

 三頭立ての馬そり、トロイカは、ロシアの人々の生活に密着した乗り物です。日本では、ロシア民謡《トロイカ》でもよく知られています。本文では、チャイコフスキーの作品と民謡で描かれているトロイカの比較を行いました。カラー図版はサンクトペテルブルクの通りを走るトロイカを描いた絵です。 。

第25回 即興曲は即興で作った作品? (今月の1曲 シューベルト 即興曲第4番 D.899.Op.90) 2016年10月号

「即興曲」は、「即興した作品」という意味ですが、厳密には即興では書かれていません。その理由と、「即興曲」であることのメリットについて考察しました。カラー図版は、ウィーンのサロンで友人たちに囲まれるシューベルトを描いたものです。

第24回 絵画のような標題の秘密 (今月の1曲 クープラン 小さな風車) 2016年9月号

 クープランの鍵盤作品には、多様な標題がついています。人の名前から日常の音といったユニークなものまで、その種類も様々です。本文では、クープランが絵画の標題をつけるように、作品に愛情を持って標題を考えていたことを紹介しています。クープランの思いを演奏にも活かしたいものですね。カラー図版はモネの「水車」です。

第23回 異端児サティ(今月の1曲 サティ アーモンド・チョコレートのワルツ )2016年8月号

 広く親しまれているサティですが、当時はフランス音楽界の「異端児」でした。あえて音楽界に距離を置いていたサティがなぜ評価されるようになったのか、検証しています。カラー図版は、モンマルトルのアパートでひとり座っているサティの絵です。

第22回 メンデルスゾーン家の日曜音楽会 (今月の1曲 メンデルスゾーン ヴェネツィアの舟歌Op.30-6

《無言歌》より) 2016年7月号 メンデルスゾーン家では、毎週日曜日に庭に建てられた音楽ホールで演奏会が行われていました。 無言歌も、その催しで演奏された作品です。メンデルスゾーン家の日曜音楽会がそのようなものだったのか、そして当時の音楽界に与えた影響について紹介しています。カラー図版は、ゲーテがメンデルスゾーンの演奏を聴いているところの絵です。

第21回 パパ・ハイドン~どんなパパだった? (今月の1曲 ハイドン ピアノ・ソナタ ハ長調Hob.ⅩⅥ:35) 2016年6月号

「パパ・ハイドン」として宮廷楽団のメンバーからも慕われたハイドン。しかし、この「パパ」という意味は時代と共に変わっていきます。「パパ」が意味した歴史的背景について考えます。カラー図版は、ハイドンが仕えたエステルハージ宮殿です。

第20回 勝利の喜びの舞曲?それとも優しい舞曲?~「ガヴォット」をめぐる解釈~ (今月の1曲 J.S.バッハ フランス組曲第5番ト長調 BWV816 ガヴォット ) 2016年5月号

宮廷舞踊として人気のあったガヴォットですが、その解釈をめぐっては古くから様々な見解がありました。いくつかの解釈を紹介しながら、ガヴォットについて考えていきます。カラー図版はガヴォットを踊るカップルの絵です。

第19回 練習曲への皮肉 (今月の1曲 ドビュッシー グラドゥス・アド・パルナッスム博士) 2016年4月号

 子供がいやいや練習曲を弾く様子を描いたこの作品には、練習曲の皮肉という意味も込められています。当時の教則本のタイトルにもなっていた「グラドゥス・アド・パルナッスム(パルナッソス山への階段)」の意味を説明し、カラー図版では、ギリシャのパルナッソス山の写真を載せました。.

第18回 春を告げる鳥、ひばり(今月の1曲 チャイコフスキー ひばりの歌 op.39-22) 2016年3月号

 春の季語であるひばりは、春を告げる鳥として、さまざまな作品の中で描写されています。音楽ミュージアムでは、その描写の手法を具体的に紹介しています。春を告げる鳥ですので、ひばりが鳴く頃、あたりはまだ冬。チャイコフスキーの祖国、ロシアの冬は厳寒です。図版は、サンクトペテルブルクの寒そうな春の風景画とひばりの写真です。偶然ですが、3月号ということで、はじめて季節感のある記事となりました。

第17回 ピアノの鍵盤が増えていった時代 (今月の1曲 ドゥシーク ソナチネ op.20-1 第1楽章) 2016年2月号

ドゥシーク(デュセック)は、ピアノの製作会社に、新しく鍵盤を増やしたピアノを注文し、追加された鍵盤を使う作品を書きました。ドゥシークが注文したタイプのピアノで、後にベートーヴェンは、ピアノ作品の傑作を書いています。ピアノの鍵盤が増えていった時代背景と、そのピアノで作曲された作品などについて触れています。カラー図版は、ドゥシークが注文したブロードウッド製のピアノです。

第16回 ラモーとバッハ~同時代を生きたふたりの大作曲家~ (今月の1曲 ラモー よろこび) 2016年1月号

第16回 ラモーとバッハ~同時代を生きたふたりの大作曲家~ (今月の1曲 ラモー よろこび) 2016年1月号 J.S.バッハの2歳年上であるラモーは、「ドイツのバッハ」に対し、「フランスのラモー」と呼ばれるほどの大作曲家でした。ふたりの活動を比較しながら、ラモーの業績を振り返ります。カラー図版は、ラモーのオペラ・バレ「優雅なインドの国々」の上演風景です

第15回 採譜をした作曲家たち~バルトークとコダーイ、メシアン~ (今月の1曲 バルトーク トランシルヴァニアの夕べ) 2015年12月号

 エジソンが発明した蓄音機を携え、ハンガリーの民謡を録音して歩いたバルトーク。今月の「音楽ミュージアム」では、楽譜になっていなかった民謡を五線譜に書き起こす「採譜」をテーマにしました。また、採譜を作曲活動のひとつに取り入れた作曲家として、鳥のさえずりを採譜して作品のモチーフにしたメシアンもご紹介しています。

第14回 歌から器楽曲へ~行進舞踊・ポロネーズの歴史~ (今月の1曲 ショパン ポロネーズ 変イ長調遺作 KKⅣa-2) 2015年11月号

 ポーランドの民族舞踊であるポロネーズ。フランスの宮廷でも踊られていた歴史があります。今月の「音楽ミュージアム」では、舞踊としてのポロネーズがどのように器楽曲のなかに取り入れられていったのか、その歴史を辿ります。.

第13回 ベートーヴェンが求めた「自分らしさ」 (今月の1曲 ベートーヴェン バガテルop.33-3) 2015年10月号

「バガテル」とは「つまらない音楽」という意味で、取るに足りないような小品につけられましたが、ベートーヴェンが書いたバガテルは、決してそういう内容の作品ではありませんでした。それではベートーヴェンは、バガテルで何を表現したかったのか。ちょうど同じ時期に書いていたプロメテウスに関連する作品を取り上げながら、ベートーヴェンが作曲を通じて「自分らしさ」を求めていったことに触れています。お子さんには少し難しい問題かもしれませんが、「オリジナリティ」について考える記事です。...

第12回 道化師の音楽~笑いあり涙あり~ (今月の1曲 カバレフスキー 道化師op.39-20) 2015年9月号

長調の和音と短調の和音がめまぐるしく交代するカバレフスキーの《道化師》。このように表現されるのはなぜなのか。どのような性格の作品と考えたら良いのか・・。今月の「音楽ミュージアム」はそんな疑問から出発しています。カバレフスキーの書いた他の道化師の音楽や、有名な道化師のオペラを紹介しながら、「道化師の音楽」について考えます。図版は、サーカスのテントの影にたたずむピエロ。面白おかしい格好をしながらも悲しそうです。外見と内面が矛盾していますね。まさにこの姿が道化師の音楽そのものなのです。.

第11回 シューマンと子どもたち~子煩悩なシューマンが書いた2曲の子守歌~ (今月の1曲 シューマン 子守歌 op.124-6) 2015年8月号

シューマンは子煩悩な父親でした。2曲残されているピアノのための子守歌も、自分の子供のために作りました。初めての子供マリーが生まれたときに作った子守歌、そしてその2年後に再び作った子守歌です。本文では、子守歌から感じられる揺りかごの揺らぎ、そしてシューマンの子煩悩ぶりに触れています。カラー図版は、シューマン夫妻の肖像画と、シューマン家の子供たちの写真です。.

第10回 転がるような旋律の秘密~コロラトゥーラの魅力~ (今月の1曲 モーツァルト ロンド ニ長調K.485) 2015年7月号

モーツァルトの作品に良くみられる「右手だけの転がるような旋律」。これは、声楽のテクニックのひとつである「コロラトゥーラ」という技法を模したものです。コロラトゥーラを駆使した有名な《魔笛》を紹介し、夜の女王の登場シーンをカラーページに載せました。コロラトゥーラをイメージして、歌うように弾くと、「転がる旋律」も素敵に演奏できそうです。.

第9回 アンナ・マクダレーナの音楽帳~妻に捧げられた2冊の楽譜~ (今月の1曲 ペッツォルト メヌエット ト長調 ) 2015年6月号

 J.S.バッハの二人目の妻となったソプラノ歌手アンナ・マクダレーナ。彼女に贈られた2冊の音楽帳には、ピアノや声楽の素敵な作品がたくさん所収されています。本文では、アンナの紹介と、音楽帳がどのようなものであったのか、という説明をしています。バッハのみならず、同時代の作曲家の作品や、バッハの子供たちの作品も載っている、まさにバッハ家の音楽日記ともいえる音楽帳。図版は、現存する音楽帳の表紙の写真です。

第8回 バレエ音楽の作曲家、ブルクミュラー~ピアノ作品にも見られるバレエの要素~ (今月の1曲 ブルクミュラー アジタート) 2015年5月号

 パリで活躍したドイツの作曲家、ブルクミュラー。ピアノのための練習曲の作曲家として人気が定着していますが、当時はバレエ音楽の作曲家として有名でした。代表作「ラ・ペリ」の紹介と、当時どのような評価を受けたのか、ということに触れています。ピアノ練習曲も、物語性のある「振り付けのできそうな」作品ばかりです。バレエ音楽との関連が感じられるところに人気の秘密があるのではないでしょうか。図版は、「ラ・ペリ」の初演の様子を描いた絵画です。

第7回 音楽取調掛が行った仕事 (今月の1曲 池辺晋一郎 いわし雲のうた) 2015年4月号

 「今月の1曲」に初めて登場する日本人作曲家である池辺晋一郎さん。池辺さんがご卒業された東京藝術大学の前身、音楽取調掛は、日本に西洋音楽を受け入れる際、大きな役割を果たしました。今の音楽教育の土台を作った音楽取調掛の業績を紹介しています。.

第6回 作曲と出版、二足のわらじ~ディアベリのオーストリアの作曲家たち~ (今月の1曲 ディアベリ アレグレット) 2015年3月号

 アント・ディアベリは、数々のピアノ小品や連弾作品の作曲家として有名ですが、出版業にも熱心でした。シューベルトは、ディアベリが楽譜を出版して世に送り出した作曲家のひとりです。本文では、作曲家、そして出版業の二足のわらじを見事に履きこなしたディアベリの活動を紹介しています。図版は、ディアベリと交流のあった作曲家たち一覧です。 ...

第5回 オペラとカンタータの作曲家~多作家A.スカルラッティ~ (今月の1曲 スカルラッティ スケルツァンド) 2015年2月号

アレッサンドロ・スカルラッティは、ピアノ・ソナタで有名なドメニコ・スカルラッティの父親です。オペラやカンタータを数多く作曲したことで、「ナポリ楽派の祖」と呼ばれています。本文では、こうした彼の業績のほか、活躍の場となった教会が、当時、音楽学校としての役割があったことに触れています。図版は、彼が副楽長を務めた、サンタ・マリア・マッジョーレ教会です。

第4回 ジャズの街、ニューオリンズ(今月の1曲 ギロック 手品師) 2015年1月号

第4回 ジャズの街、ニューオリンズ(今月の1曲 ギロック 手品師) 2015年1月号ピアノ教師、ギロックが長年過ごした街、ニューオリンズは、ジャズの発祥地でもあります。ギロックの作品にもジャズを取り入れたものが多くみられます。作曲家の住んだ街が、作品にどのように影響するか、考えました。図版は、当時オープンしたニューオリンズのジャズホールでの演奏風景です。

第3回 お譲さまはピアノが上手すぎてはいけません(今月の1曲 ランゲ 兵隊の行進) 2014年12月号

ランゲが残したたくさんのピアノのための小品。19世紀の当時には、どんな人に弾かれていたのでしょう。当時のピアノのレッスンを振り返ります。図版は、19世紀のピアノレッスンです。

第2回 クレメンティvsモーツァルト(今月の1曲 クレメンティ:ソナチネ op.36-4 第1楽章)2014年11月号

ソナチネの作曲家として知られているクレメンティは、鍵盤楽器の名手でもありました。その噂を聞いた皇帝ヨーゼフ二世は、ご贔屓のモーツァルトとのピアノ競技会を開きます。軍配はどちらに? 図版は、ピアノ競技会が行われた、ウィーンのホーフブルク王宮です。

第1回 バッハのお仕事 (今月の1曲 バッハ:インベンション第1番)2014年10月号

教会のオルガニストとして、そして音楽監督として活躍したバッハの仕事を具体的に説明しています。 教会に関わる仕事をしていたことが、作品に大きく影響しています。 図版は、ライプツィヒの聖トーマス教会です。

新訳パデレフスキ自伝  月刊「ショパン」

パデレフスキへのインタビューに基づく自伝の抄訳を、全24回にわたって連載しました。
(2013年1月号~2014年12月号)

連載後、全訳に一部加筆し、2016年に上下巻でハンナ社より出版しました。

 

 詳しくは、書籍のページをご覧ください。

子ども音楽塾  月刊「ムジカノーヴァ」

音楽について、ピアノについて、幅広いジャンルのなかから問題提起していく連載です。
小学生の生徒さんでもひとりで読んで楽しめるような内容を心がけています。
(2013年3月~2014年9月)

2013年3月号 作曲家が男性ばかりなのは、どうして?

昨年10月号の特別付録「ピアノ作曲家ツリー」を見て「どうして男ばっかりなの?」と質問された生徒さんが少なくなかったようです。その疑問にお答えしています。  女性作曲家の例としてファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマンを挙げて、なかなか社会に出て行けなかった理由を探っています。

2013年5月号 ソナチネは簡単でソナタは難しいの?

「ソナチネアルバム」が広く教材として使われているためか、ソナチネはソナタより簡単だ、と思っている生徒さんは少なくありません。改めてソナタ形式を説明しつつ、ソナチネとソナタを比較検討していきます。楽譜をみた印象でソナチネかソナタかをあてるクイズもお楽しみください。

2013年6月号 ベートーヴェンの耳はいつから聞こえなかったの?

 ベートーヴェンは耳が不自由だったことはよく知られています。《エリーゼのために》や《トルコ行進曲》を作曲したとき、耳の具合はどうだったのでしょうか?ベートーヴェンが完全に聴力を失うまでの過程を4期に分けて、その時作曲された作品をあらためて辿っています。

2013年8月号 曲にはどうしていろいろな調があるの?

全部ハ長調だったらどんなに譜読みが楽だろう、と思ったことはありませんか?調性に色を連想したスクリャービン、調性には性格があるという考えに賛同したシューマンの例を取り上げて、調性の意味を考えます。カラーページでは、スクリャービンが言葉で残した調性の色を、再現していただきました。カラフルな色聴表をぜひご覧ください。

2013年9月号 アラベスクってなあに?

特集連動企画として、アラベスクについて取り上げています。 模様、音楽、宮殿、バレエ、絵画、彫刻・・・様々な分野のアラベスクをご紹介し、その意味を考えます。

2013年10月号 楽譜はどうやって選べばいいの?

発表会用のかっこいい楽譜、全集版に原典版・・。同じ作品でもいろいろな楽譜が出版されています。どうやって自分に合った楽譜を選べばよいのでしょう。目的別に考えていきます。

2013年11月号 楽器の組み合わせにはどんなものがある?

楽器編成のお話 特集連動企画として、楽器編成について説明しました。ピアノが含まれる編成だけではなく、声楽やオーケストラについても触れています。

2013年12月号 昔のコンサートはうるさかった!

 よそゆきの服を着て、演奏中は静かに聴いているコンサート。拍手のタイミングも皆一緒です。このような慣習がどうやってできてきたのか、昔のうるさかったコンサートを振り返り、その変遷を辿ります。「未就学児入場不可」のコンサートに足を運べるようになった生徒さんにぜひ読んでいただきたい記事です。

2014年2月号 装飾音符にいろいろな弾き方があるのはなぜ?

同じ作品でも、人によって装飾音符の弾き方が違うことがありますね。また、同じ装飾音符でも作品や作曲家が違うと弾き方が変わることがあります。それはなぜなのでしょう。装飾音符の意味を考え、時代様式や作曲家の様式、そして個人のテクニックの違いを踏まえながら、その謎を解き明かしていきます。

2014年4月号 チェルニーの練習曲は指示されたテンポで弾かなければいけないの?

 チェルニーの練習曲を弾いたとき、指示されているテンポが「速すぎる!絶対無理!」と感じたことはありませんか?この速すぎるテンポ指示については「メトロノームが壊れていたからだ」などと様々な憶測がなされてきました。チェルニー30番を例に検証していきます。

2014年5月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」

 第1回 「水の音楽 その1」  

この号から新しいシリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」が始まりました。様々な題材がピアノ作品のなかでどのように描かれているか、ご紹介していきます。第1回「水の音楽」は3回に分けて、水の様々な表情を比べていきます。水といっても、雨や雪、川などたくさんの形態がありますね、たくさんの譜例を目にしながら描写を考えていきます。

2014年6月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」

 第2回 「水の音楽 その2」  

シリーズ第2回目は、「水の音楽」2回目です。リスト《エステ荘の噴水》、ラヴェル《水の戯れ》のほか、天気別に表現法を比較した海の音楽、そして波の音楽を取り上げます。

2014年7月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」

 第3回 「水の音楽 その3」 

「水の音楽」最終回となる第3回は、波で揺れる音楽に焦点を当てて、舟歌などを取り上げています。メンデルスゾーン、ショパン、フォーレ、チャイコフスキーの舟歌を比較します。

2014年8月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」

 第4回  「生き物の音楽」  

ピアノ作品において、生き物はどのように描かれているでしょうか。種類別にその表現方法を探っていきます。馬、犬、魚、虫、鳥・・。比べてみると、共通点が浮かび上がる生き物もいます。

2014年9月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」

 第5回 「ファンタジーの世界に住む動物たち」

 8月号は実在する動物の音楽を取り扱いましたが、9月号はファンタジーの世界に住む動物たちの音楽です。こちらのほうが、実在しないことでよりイメージが自由なるからか、多くの作品が書かれています。 天使、悪魔、小人、人魚、精霊たちの作品が次々に登場します