2013年3月号 作曲家が男性ばかりなのは、どうして?
昨年10月号の特別付録
「ピアノ作曲家ツリー」を見て「どうして男ばっかりなの?」と質問された生徒さんが少なくなかったようです。その疑問にお答えしています。
女性作曲家の例としてファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマンを挙げて、なかなか社会に出て行けなかった理由を探っています。
2013年5月号 ソナチネは簡単でソナタは難しいの? 「ソナチネアルバム」が広く教材として使われているためか、ソナチネはソナタより簡単だ、と思っている生徒さんは少なくありません。改めてソナタ形式を説明しつつ、ソナチネとソナタを比較検討していきます。楽譜をみた印象でソナチネかソナタかをあてるクイズもお楽しみください。
2013年6月号 ベートーヴェンの耳はいつから聞こえなかったの? ベートーヴェンは耳が不自由だったことはよく知られています。《エリーゼのために》や《トルコ行進曲》を作曲したとき、耳の具合はどうだったのでしょうか?ベートーヴェンが完全に聴力を失うまでの過程を4期に分けて、その時作曲された作品をあらためて辿っています。
2013年8月号 曲にはどうしていろいろな調があるの?
全部ハ長調だったらどんなに譜読みが楽だろう、と思ったことはありませんか?調性に色を連想したスクリャービン、調性には性格があるという考えに賛同したシューマンの例を取り上げて、調性の意味を考えます。カラーページでは、スクリャービンが言葉で残した調性の色を、再現していただきました。カラフルな色聴表をぜひご覧ください。
2013年9月号 アラベスクってなあに? 特集連動企画として、アラベスクについて取り上げています。
模様、音楽、宮殿、バレエ、絵画、彫刻・・・様々な分野のアラベスクをご紹介し、その意味を考えます。
2013年10月号 楽譜はどうやって選べばいいの?
発表会用のかっこいい楽譜、全集版に原典版・・。同じ作品でもいろいろな楽譜が出版されています。どうやって自分に合った楽譜を選べばよいのでしょう。目的別に考えていきます。
2013年11月号 楽器の組み合わせにはどんなものがある? 楽器編成のお話
特集連動企画として、楽器編成について説明しました。
ピアノが含まれる編成だけではなく、声楽やオーケストラについても触れています。
2013年12月号 昔のコンサートはうるさかった!
よそゆきの服を着て、演奏中は静かに聴いているコンサート。拍手のタイミングも皆一緒です。
このような慣習がどうやってできてきたのか、昔のうるさかったコンサートを振り返り、その変遷を辿ります。「未就学児入場不可」のコンサートに足を運べるようになった生徒さんにぜひ読んでいただきたい記事です。
2014年2月号 装飾音符にいろいろな弾き方があるのはなぜ?
同じ作品でも、人によって装飾音符の弾き方が違うことがありますね。また、同じ装飾音符でも作品や作曲家が違うと弾き方が変わることがあります。それはなぜなのでしょう。装飾音符の意味を考え、時代様式や作曲家の様式、そして個人のテクニックの違いを踏まえながら、その謎を解き明かしていきます。
2014年4月号 チェルニーの練習曲は指示されたテンポで弾かなければいけないの? チェルニーの練習曲を弾いたとき、指示されているテンポが「速すぎる!絶対無理!」と感じたことはありませんか?この速すぎるテンポ指示については「メトロノームが壊れていたからだ」などと様々な憶測がなされてきました。チェルニー30番を例に検証していきます。
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014年5月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」
第1回 「水の音楽 その1」 この号から新しいシリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」が始まりました。様々な題材がピアノ作品のなかでどのように描かれているか、ご紹介していきます。第1回「水の音楽」は3回に分けて、水の様々な表情を比べていきます。水といっても、雨や雪、川などたくさんの形態がありますね、たくさんの譜例を目にしながら描写を考えていきます。
2014年6月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」
第2回 「水の音楽 その2」
シリーズ第2回目は、「水の音楽」2回目です。リスト《エステ荘の噴水》、ラヴェル《水の戯れ》のほか、天気別に表現法を比較した海の音楽、そして波の音楽を取り上げます。
2014年7月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」
第3回 「水の音楽 その3」
「水の音楽」最終回となる第3回は、波で揺れる音楽に焦点を当てて、舟歌などを取り上げています。メンデルスゾーン、ショパン、フォーレ、チャイコフスキーの舟歌を比較します。
2014年8月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」 第4回 「生き物の音楽」 ピアノ作品において、生き物はどのように描かれているでしょうか。種類別にその表現方法を探っていきます。馬、犬、魚、虫、鳥・・。比べてみると、共通点が浮かび上がる生き物もいます。
2014年9月号 シリーズ「ピアノが描いた世界を巡ろう」
第5回 「ファンタジーの世界に住む動物たち」 8月号は実在する動物の音楽を取り扱いましたが、9月号はファンタジーの世界に住む動物たちの音楽です。こちらのほうが、実在しないことでよりイメージが自由なるからか、多くの作品が書かれています。
天使、悪魔、小人、人魚、精霊たちの作品が次々に登場します。